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導入期(中間・期末試験レベル)の受験勉強法

こんにちは!菅原です。
ブログを見にきてくれて、ありがとうございます^^
受験シーズンを次の3つの期間に区切って、
各期間で必要な勉強法や意識するべきことをまとめますね。
- 導入期:中間・期末試験レベル
- 洗練期:センター試験・一般私大レベル
- 完成期:国公立大2次試験・難関私大レベル
まず、導入期についてまとめます。
1.武器となる科目を作ろう
できるだけ早い段階で、誰にも負けないと思えるくらいの科目を作りましょう!
1つでも武器になる科目ができれば、それが自信につながりますから。
得意科目の勉強法は、きっと他の科目にも活かせるはずです。
最初は、一番好きな科目を軸に考えて構いません。
苦手科目の間に好きな科目の勉強をすれば、良い気分転換になりますからね。
2.中学レベルに戻る勇気を持とう
基礎が抜けている受験勉強は、すべて単純な暗記に頼らざるを得なくなります。
「全部覚えればいけるはず!」と意気込んでも、
暗記できる量には限りがあるし、覚えるだけの勉強って楽しくないですよね。
理解しながら勉強を進めるためには、
既に理解できている内容と、初めて知る内容を関連付ける必要があります。
そのためには、受験勉強のスタートラインを間違えないことが大切!
国語、理科、社会は高校の範囲だけ振り返れば問題ありません。
ただし英語と数学は、必要であれば中学の内容までさかのぼって復習をしてください。
3.「理解力」を高めよう
試験本番で求められるのは、与えられた時間内で正しい解答を記入すること!
そのためには、次の3つの力をつけなければなりません。
- ステップ1:理解力(納得して頭に入れる力)
- ステップ2:記憶力(頭に入れた知識を保持する力)
- ステップ3:解答力(知識から解答を作る力)
中間・期末試験レベルの知識を身につける導入期では、理解力と記憶力が重要です。
記述形式の答え方や、短時間で解答するテクニックも重要ですが、
この時期は知識を蓄えることに集中しましょう!
まず、納得して頭に入れるための理解力。
新しいことを理解するためには、次の3つのことを意識してみてください。
全体構造を知る
脳科学において、何かを記憶するときには「結びつき」が大きな意味を持つことが分かっています。
(関連記事:関連することはまとめて覚えよう)
参考書や問題集を買ったときは、中身を読み始める前に、
目次に軽く目を通して全体の内容をつかんでおくと良いですね。
僕自身、目次をもとに下のようなマインドマップを描いて、
その枝を広げながらテキストの内容を1つの図にまとめたこともありました。
テキスト全体をざっと眺める
全体構造を把握したら、テキストの中身に入ります。
1ページずつじっくりと読む前に、テキスト全体をパラパラめくっていってください。
目的は、全体構造をより深くつかむこと。
数分程度でいいので、各項目のタイトルや見出し、
太字や色つきで強調されているところを眺めていくだけで効果がありますよ。
悩む時間をとりすぎない
導入期は、解答の土台となる知識を一通り身につけることを優先します。
分からない問題を見たときにじっくり考えることも大切ですが、
この時期は早く見切りをつけて解答を見てしまうことも重要ですね。
レベルの高い問題を解くためには、いくつかの知識を結びつけなければなりません。
知識が十分に蓄えられていないと、結びつけるのも難しいですから。
分からない問題は解説をじっくり読んで、知識を蓄えることに集中しましょう。
4.「記憶力」を高めよう
理解したことを忘れないようにするためには、記憶力が不可欠!
何かを記憶しておくためには、次の3つのことを意識してみてください。
人に教える
何かの経験と結びついた記憶を「エピソード記憶」といい、
単純に記憶するよりも定着しやすいといわれています。
他の人に教えるためには、自分が理解していることを頭の中で整理して、
相手にとって分かりやすく伝える必要がありますよね。
頭のなかで知識を整理したり相手とのやりとりをするなかで、自分自身の記憶により定着します。
記憶量の方程式
下の数式のように、脳に記憶できる量は理解度と目に触れたときの印象の強さ、
そしてその回数で決まります。
記憶量 = 理解度 × 印象の強さ × 回数
何かを覚えようとしても、自分で納得できて覚えるのと、
よく分からないことを頭に入れようとするのは定着しやすさに差が出ます。
印象の強さというのは、集中できる状況で勉強しているかであったり、
先程のエピソード記憶であったりなど、頭に残りやすい状況でその知識に触れたかどうかですね。
回数については、やはりたくさん目にしたほうが、自然と脳になじんで残りやすくなります。
やはり、一度覚えたことでも復習が大切なわけですね。
10分後の復習が勝負を分ける
脳が情報を受けると、新しく入ってきた知識をつなげて整理をし始めます。
この知識をずっと記憶しておくためには、10分後の復習がポイント!
「復習」というと、ある程度の日にちが経ってからする人も多いと思います。
でも、一時的に記憶量が上昇する10分後くらいに軽く見直すことで、
勉強の効果はが大きく上がるんですね。
一般的に、復習を行うタイミングとして効果的なのは、
10分後→1日後→1週間後→1ヵ月後といわれています。
面倒かもしれませんが、こまめに復習をする習慣をつけましょう!
ここまで、導入期に意識するべきことをまとめました。
いかがでしたか?
今後の勉強の参考にしてもらえると嬉しいです^^
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