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脳の構造に基づいた3つの記憶術

こんにちは!菅原です。
ブログを見にきてくれて、ありがとうございます^^
人は、思っているよりも忘れやすいもの‥‥。
ある脳科学の実験では、何かを覚えようとしても、
9時間後には60%を忘れてしまうという結果も出ています。
(参考記事:独学・自宅浪人生向けの受験勉強法[地理])
記憶に関してはいろいろな説がありますが、
「何かを覚えるのは難しい」というのは共通しているようですね。
僕も暗記は苦手だったので、よく分かります‥^^;
何かを長期的に覚えておきたいときには、どのようなことに気をつければよいのでしょうか?
今日は、脳の構造に基づいた記憶術を3つご紹介します!
1.繰り返し確認する
脳はインプットした情報に対して、
それが大切な情報か、それともすぐに忘れてもいい情報なのかを分類します。
具体的には、情報はまず脳の海馬という部分に入り、ここで上の分類が行われるんですね。
では、海馬はどうやってインプットした情報が大切かを判断しているのでしょう?
ポイントは、情報が脳に入ってくる回数です!
海馬は同じ情報が何回も送られてくると、その情報を側頭葉という場所に渡します。
海馬の情報は定期的に消えてしまいますが、
側頭葉に入った情報は、長期的に保存できるようになっているんですね。
つまり、情報が海馬から消えてしまう前に復習を行えば、
長い時間覚えていられるようになるわけです。
情報が海馬に保持される期間は、1日~1ヶ月くらい。
(特に覚えたてのときは)1日おきくらいの頻度で、繰り返し確認するとよいでしょう。
2.まとめて覚える
脳はチャンクというまとまりごとに、情報をインプットします。
(参考記事:関連するものはまとめて覚えよう)
情報は1つ1つ別のものとして覚えられるのではなく、
1つずつがつながったものとして暗記されていくわけですね。
何かを覚えるときには、関連することをまとめてチャンクの数を減らすことがポイント!
「まとまり」とは、似た内容をまとめるという意味もあれば、
前後の流れをまとめる、という意味も含んでいます。
場所や情景、感情なども一緒に覚えると忘れにくいという「エピソード記憶」も、
この「まとまり」に関連しているといえるでしょう。
例えば、先生がどんな説明で教えてくれたのか、
そのときあなたがどんなことを考えたのか、どんなノートのとり方をしたのか、など。
周りの情景を一緒に思い出せるようにしておくと、
そのときの記憶を次々と思い出すことができますよ^^
3.視覚的なイメージで覚える
例えば、買い物に行くとしましょう。
そして、買いたいものが、鶏肉、卵、玉ねぎ、長ねぎ、牛乳だったとします。
この5種類のものを覚えるために、次のような暗記法を紹介している書籍がありました。
次のような自分を想像してみてください。
頭が玉ねぎの形をしていて、目はまん丸の白い卵。
そして体がニワトリで、左手に長ネギを持ちつつ右手で牛乳を飲もうとしている自分自身を。
このインパクトある絵を頭に焼き付ければ忘れないでしょう、という方法でした。
文字としてではなく、視覚的なイメージで記憶量が高まるというわけですね。
また、チャンクの数を減らすこともつながっています。
買いたいものを5つのチャンクで別々に覚えるのではなくて、
インパクトのある絵という1つのチャンクにして覚えてしまおうというわけですから^^
受験の場合にこの例は難しいかもしれませんが、文字、言葉だけで物事を覚えるよりも、
図や表、絵にしたほうが覚えやすくなるのは確かです。
ぜひ、参考にしてみてください!
ここまでが、脳の構造に基づいた3つの記憶術です。
脳の構造を理解して、より少ない時間でより多くのことを覚えていきましょう!
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