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受験生が知っておくべき新課程と旧課程の違い(国公立大2次試験・私大入試)

こんにちは!菅原です。
ブログを見にきてくれて、ありがとうございます^^
2015年の大学入試から、数学と理科について、
新しい学習指導要領(新課程)に対応した入試になります。
ここでは、数学と理科の変更を踏まえて、
「2015年度の国公立大2次試験・私大入試で注意するべきこと」をまとめますね。
国公立大2次試験・私大入試
各大学の試験では、数学と理科の出題内容について、どのような変化があるのでしょうか?
教科ごとに注意しておきたいポイントをまとめます。
数学
出題の対象科目は、数学Ⅰ・数学A・数学Ⅱ・数学B・数学Ⅲ。
数学は旧課程と新課程で科目名は同じですが、
それぞれの科目で扱う内容が変わっています。
「出題科目」とともに、「出題範囲」をしっかり確認しておきましょう!
実際に確認してみると、次のようなケースが多いですね。
- 数学Ⅰ・数学A・数学Ⅱ・数学Ⅲは、全範囲からの出題
- 数学Bは、「数列」「ベクトル」からの出題
理科
出題の対象科目は、物理・化学・生物・地学それぞれの基礎科目と応用科目です。
一般的には、基礎1科目+応用1科目(物理基礎+物理など)のケースが多いですね。
難関大学や医学部になると、基礎2科目+応用2科目が求められます。
募集要項の例
こちらは、東京大学の募集要項に書かれている「出題科目」(理系)です。
数Bの出題範囲は「数列」「ベクトル」と明記されています。
つまり、「確率分布と統計的な推測」は出題されないというわけですね。
なお、旧課程における数学C「行列」は新課程では削除されているため、
こちらも出題されにくいと考えて良いでしょう。
また、表の下にある※印に重要なことが書かれています。
数学・理科において、旧教育課程(平成11年3月文部省告示)を履修した高等学校卒業者等に対しては、出題する教科・科目の問題の内容によって配慮を行うものとします。
どんな「配慮」をしてくれるのか、ちょっと分かりにくいかもしれません^^;
ちなみに、東京工業大学の募集要項にも似た記述があります。
個別学力検査での旧教育課程履修者に対する措置
新教育課程の科目と旧教育課程の科目の共通の範囲から出題するなど、旧教育課程履修者に不利にならないように配慮します。
つまり、「新課程と旧課程の共通範囲から出題する」というわけです。
この場合、新課程で新しく追加された数学Ⅲの「複素数平面」や、
理科においても新しく追加された内容は出題されにくいと考えてよいでしょう。
2015年入試は新課程への移行時期にあたるため、出題範囲などの注意が必要です!
募集要項や大学のホームページをしっかりチェックして、
受験で必要な科目・範囲を効率的に勉強を進めていきましょう^^
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